年末年始1:ガーネット6種類

前回更新から半年以上か。
リンク張って良いですかという問い合わせがあったので、了解するとともに、放置じゃ申し訳ないから池袋のミネラルショーの戦利品でも張るか・・・と思いつつはや半月以上経過。
ブログ更新めんどいんだよなぁ。文章考えるのが・・・・・・
今更池袋もなんなので(写真整理はしたので後日書くかも知れないが)、年末年始の話題から


12月25日ごろ、練馬にあるホリミネラロジーに行って来ました。年明けにセールするのは分かっていたけれど、年末の長期休みの前に行っておきたくて。
蛍石をケースに飾っているんだけど、整理していたらどうしても1個分空きが出来てしまったので、そこを埋めるものが欲しかった。
で、石を2つほど購入
で、買った蛍石は大したものではないので省略


今回のメインはこちらパイロープです。

分離結晶は良く見かけていたんだけど、やはり母岩付が欲しかった。
で、見つけたので思わずゲット!やったー。
見てのとおり、それほど質の良い標本じゃないけど何故わざわざメインにしたかと言うと、これでガーネット6種類が揃いました!


ガーネット(柘榴石)について軽く説明するとX3Y2(SiO4)3 (X,Yはそれぞれ金属)の構造を持つグループの総称で、そのうち主なのが6種類あります。それがとりあえず揃った記念に久しぶりのブログ更新


ちなみに6種類は以下の6種
和名は構造からそのままつけられていて
苦=マグネシウム、ばん(礬)=アルミニウム、満=マンガン、灰=カルシウムをさしているそうです。

(1)苦ばん柘榴石(パイロープ)

今回の。苦ばんとあるようにマグネシウムとアルミニウムを含む。


(2)鉄ばん柘榴石(アルマンディン)

ミネラルショーでも良く見かけるし、安い(当然質の良いものは高いが)。
この程度のものなら3個500円で売っているのを良く見かける。


(3)満ばん柘榴石(スペサルチン)

結構綺麗で安い気がする。鉱物標本では煙水晶と共生しているものを良く見かける。


(4)灰ばん柘榴石(グロッシュラー)


2枚目のような褐色っぽい色のものはヘッソナイトと称して売られているが鉱物としてはどちらもグロッシュラー



(5)灰鉄柘榴石(アンドラダイト)


どちらもアンドラダイト。2枚目のような緑色のものはデマントイドと呼ばれたりもする。

みんな大好き奈良県天川産レインボーガーネット。これもアンドラダイトに含まれる。


(6)灰クロム柘榴石(ウバロバイト)

美しいけど、結晶が小さなものしかないのが残念。