アニメ感想

自分で書いたことだし、全力で積みアニメ消化中。
放送分までコードギアス視聴完了。
前作より楽しめるかも。というか展開に耐性が付いたというか・・・前作の、今まで築き上げてきたギアス暴走〜日本人を皆殺しにしてください。という流れには落胆したが、それを見たおかげでどんな展開になっても素直に受け止められるようになった。
 皇帝の演説も露骨な事言ってるなぁ。前作でもEUでは〜、中華連邦では〜。一方わがブリタニアは〜。という形で演説しているけど。今回はもっと露悪的なことを・・・連載が長くなるにつれ行動や発言が(キャラ立たせるために)過激になるというのはありがちだけどね。
 それにしても人を殺すな、奪うなというのは〜という演説。何のためにしたのかが分からない。強者たれ、とでも訴えたかったのであろうか。戦争への士気を高めるため軍隊にかけたのならともかく、そういう演説ではなさそうだったし。それこそ、皇帝自身はそう思っていなかったにしろ、治安維持のために殺すな、奪うなと叫んだ方がいいと思うのだが
 そもそも、あのブリタニア帝国という国の方針が良く分からない。皇帝は盛んに強い物が偉いの様な発言を繰り返しているが、その統治を見る限り実力主義を取っていないような気がするし。不平等においてこそ競争と進化が生まれる。とか主張しているようだけど国家体制として競争を否定しすぎている気が。
イレブンやブリタニア人の差など、生まれた国だけで無条件に上下関係を定めたり、(ロイド伯爵が有能なのであまり問題に見えないが)貴族制を保持していたり、軍高官に皇帝の血統を揃えたり・・・。皇帝があれほど強い者に執着するのであれば、出自に関係なく能力のある物を登用すればいいのに。どうもそういう体制になっていない。いっそのこと、個人の能力なんてどうでもいい。とでも言えばいいのに。
ナナリーが11の総督になった時も、周囲は驚いてはいたが、異例という風には受け取ってはいなかったし。皇帝はルルーシュに対する策の一つとでも考えていたのかも知れないが、周囲はお飾りとしてナナリーの総督就任を素直に受け止めていた。お飾りで地位に付くというのは実力主義に反しているようだが、そう言う人事が横行していることがこの一件から伺える。
厳しい身分制度を引くのはともかく、そっから這い上がる可能性をもっと強くしておかないと競争働かないんじゃないかな、と思う。ナイトオブラウンズにスザクを登用しただけじゃ、道が細すぎるよ。
 身分制と弱肉強食。敵役の国家として、パッと思いついた2つの嫌なタイプを適当に混ぜてみましたのような風に感じる。その2つ、あまりに組み合わせ悪すぎかな、と。


 スレイヤーズ懐かし過ぎる。声が変わっていないとか、タイトルの英字がABCの順になっているところも懐かしい。それは秘密です、とかリアルに使ったことがあるんだよなぁ。思い出すと身悶えするほど恥ずかしい。そういう、過去を思い返しながら見ている。ワイザーはすぺしゃるの原作の中でも好きな方だから、嬉しい。もっとも他国に書状を送る、王国軍出動=国上層部を動かせるというのと、上層部(公爵)の陰謀を暴くという目的と反しているな(そんな人のために軍動かしてくれないだろ)、オリジナル話にするのかな、と思っていたら、あら原作どおり。相変わらず嵌めてリナをうまく利用したところが痛快。