コミケにむけてやっておきたいこと(一ヶ月以上前編)

7月最初の休日を目前に控え、もうワンフェスまで一カ月、夏コミまで一カ月半となった。作家の方々は、とうに準備に入っていると思うが、我々一般参加者も、本格的にコミケへの臨戦態勢に突入するべき時期であろう。そう、生活をコミケ対策中心に据えて生活する日々である。


経験上、大して準備しなくても1日ならば気合で乗り越えられるが、三日間ともなると入念な準備が必要となる。そこで一カ月前〜一週間前に一般参加者が準備しておくべき、……と私が思っていることをまとめて見た。それほど特別なことは書いてないが、うっかりしていた。でももう日がなくてどうしようもない、といった事態に陥らないように、参考にされたし。

  1. コミケ資金の確保
  2. 有休の確保
  3. 床屋に行く周期の調整
  4. 靴のチェック
  5. 減量
  6. アミノ酸の摂取
  7. 積み本・積みゲー・積みアニメの消化
  8. 千円札の調達
  9. カタログ読破
  10. ペットボトル・古雑誌等各種資材の確保

(順番は早めにやっとけ、という順番。重要度ではない)


各項目補足
1.コミケ資金の確保
 一カ月前からでも、どうしようもなく遅い。人生設計を含めて考えておくべき問題。
言うまでもなく皆、通年かけて資金を蓄えていると思う。個人的には最近、例大祭紅楼夢に大金つぎ込んでいるのでコミケ分を貯めるのが大変。
 注意すべきは2点。冬〜夏の間に比べて夏〜冬の間の方が短いので、夏に全力を出しすぎると冬に資金が足りなくなくなるのでそこを計画的に。
 それから、学生なら全財産つぎ込んでも構わないが、社会人ならボーナスは遊興・娯楽費に注ぎ込まないで、月々の給料からコミケ資金を調達すること。予定外の出費はいつ出るか分からないもの。私も3年前事故を起こして150万くらい吹っ飛んだこともある。不意の出費と老後に備えてボーナスは貯蓄しとこう(将来結婚とかを考えている人は財形貯蓄等も。私はする気無いのでして無いけど)


2.有休の確保
 コミケ初日の金曜日の確保。会社によって取得のしやすさが全然違うので特に何も言えることも無い。ほとんど自分の力ではどうにもならないことではあるが、少なくとも自分の仕事配分ミスのせいで休みとれないということは無いように計画的に。


3.床屋に行く周期の調整
 髪型にこだわるのならともかく、そうでないなら夏は特に暑いので、機能的な意味で頭はさっぱりしておきたい。かといって切ってすぐは短すぎて不自然な状況になりがち。前々回くらいから髪を切る周期を意識して、コミケにはピッタリになるように調整しておきたい。あくまでファッションではなく暑さ対策として。
 髪がないと直射日光が直接頭に当たってしまう、とかいわないように。直射日光よけには必ず帽子を使用する事。黒い髪の毛に日を当てにしていたら、熱を吸収して頭の熱がものすごい事になる。また帽子着用時でも蒸すので、短髪が望ましい


4.靴のチェック
 履きなれない靴は、足に豆を作ってしまう。かといってボロボロ過ぎる靴も足を痛める場合がある。特にコミケでは、歩行距離・装備込みの重量ともに普段とは考えられないほどの負担がかかるため、一気に靴の劣化が進む。靴が持ちそうにないなら早めに買い替えておくこと。一月頑張って履いて、履きつぶそう。


5.減量
 自重が重いと足に負担がかかり長時間活動が出来ないのでできる限り体重を減らしておきたい。それに暑い夏は代謝がよくなってダイエットに適した季節。数キロオーダーで減らすことができれば体も軽くなるし、減量の過程で暴飲暴食を抑えていれば大分体調も整えられる。
 また、コミケ1週間前には体力作りのためにしっかり食べるようにした方が良い。さらに当日はすぐエネルギーになる糖分摂取がお勧め。夜は酒飲みになりがち・・・とコミケ期間は太る要因があるので、その分あらかじめ削っておかないと、体重が凄いことに…。まぁ、その分、運動するけれども。


6.アミノ酸の摂取
 一昔前、ダイエットでブームになったアミノ酸ですが、それよりも疲労回復・スタミナUPを目指して摂取をはかろう。以前コミナビ(コミケカタログ内の記事)に書いてあってから、飲むようしましたが、確かに一ヶ月間摂取し続ければ、大分疲れにくくなります。プラシーボ効果かもしらんが。
 既に飲料になっているものより、粉末でそれを水に溶かすタイプの物の方が安上がり。アミノ酸含有量をチェックしつつ選びましょう。


7.積み本・積みゲー・積みアニメの消化
 コミケの後に、積んでいたものを消化して、それに嵌って、コミケでその作品の同人誌が大量に売っていたのに買い逃した。となっては数年間後悔は続く。何としてでもコミケ前までに消化しておくこと。そうでなければその作品を見ること自体あきらめた方が精神的に良いかも。


8.千円札の調達
 同人誌を買う時は、特に島サークルに対して場合、お釣りが大変なので万札を出さないのが礼儀。また、買う側としてもお釣りを貰う時に時間がかかるので万札は避けたい。というわけで紙幣は全部千円札にしておくこと。
銀行で両替をすれば一発だが、手数料がかかるので普段からスーパーの買い物時等の千円札を貯めておきたい。
 また、銀行によってはATMで、例えば50千円と入力すると千円札50枚出てくるところもあると聞くので、その場合はそれを活用しよう。ただ、うちの銀行はそうならないんだよな…毎週生活費をおろすときに例えば39000円と入力して、一万円分を千円札で払い出す、一部両替、を押せば千円札が19枚出てくるのでそれを利用している。
 ゲームしないのにゲーセンの両替機を利用するのはノーマナー行為なので自重しましょう。


9.カタログ読破
 C74のカタログは冊子版が7/19、CD-ROM版が7/26発売予定。ワンフェスは7/24
大抵の同人イベントではカタログが入場券代わりとなっているため購入必須なのだが、コミケだけは入場時の手間を省くため、カタログがなくても入場することができる。とはいえあの広い空間の中を何も情報なく歩いても望むものは得られないので、事前にカタログを購入して入念にサークルや移動経路等を検討していくことが必要。
 ただ、結構直前になるまで各サークル情報が出ないことが多いので、急いでサークルチェックしても成果は少ない。とりあえず、ゆっくり注意事項・マンレポ等をよみましょう。
こういう、コミケについて書かれた文章には必ず入っていることですが、注意事項は毎年微妙に変わるので、慣れた人ももう一度じっくり読みましょう。特に待機列関係は変わる。焦らないためにも。
 更にコミケは三日間数万サークル参加でカタログ代2400円はオンリーと比べれば安いとはいえ、絶対価格としては高いので、各種記事をしっかり読んで読み物として元を取った気になれば精神的にお得感が増す。……読むだけならコミケ後に割安で買えるけど
 カット下欄のスタッフの一言コーナーもしっかり読んで、サークル並に申込時の注意点について詳しくなるのも、また一興。


10.各種資材の確保
夏コミは大量に水を買いますが、全て会場で買っていてはもったいない。少なくとも動かない、待機列に並んでいる間の分くらいは自宅で用意した方が安上がり。水筒では重いし処分に困るのでペットボトルを蓄えておいて、それを利用している。数揃えるのに時間かかる場合もあるのである程度早めに。


とりあえず、私が思いつくのはこれくらいかな。
ここを踏んだ50人弱(何を書いても書くと大抵アクセス数が40前後増える)のうち、一人でもこれが参考になったという人がいれば幸いです。
十分な準備をして、快適(ややマシな)なコミケライフを目指しましょう。
さて、続きは十日〜一週間編・直前編で


そういえばちょうど10個だし、時流に乗ってタイトルを、コミケまでにやっておくべき10の事とかにしとけば、もっと受けたかもしれない。でも○○のための○つの事、とか3つのMとか、ああいうゴロあわせを名乗るのはちょっと恥ずかしい。